遙か4愛蔵版 柊ED

柊は最後まで…「この人、本当に神子の力になろうとしてるのか?」と疑問でした。慇懃無礼というのでしょうか…、「そう言って一ノ姫が一番好きなんでしょ」と思わずにいられなかったです。それなのに最後の最後であんなことになって…「もう！何なのよ！」って気持ちで「あの夕方」に戻りました。
柊は以前の戦いで心が壊れちゃったんだって。まあ…そうだろうね…。傷だらけで未だ出血してる心を守るために、あんな態度で、自分も好きな人作らないし相手にも好きになってもらいたくないって…思ってたのかな。でも柊はそんな中にも真実をちりばめてた…。…もう！チーム師君は面倒くさいな！

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逸話集「星の力」

黒き龍を倒しアカシャにない新たな未来を手に入れた千尋と柊。千尋は王となり、柊は王の忠実な僕として橿原宮で暮らしています。
柊は忍人とチャトランガ対決をしていました。那岐と布都彦はすでに柊に負けて見学中。結局柊の勝ちで終了。みんなが帰った後、柊は竹簡に今の新しい歴史を記録しようとします。でもなかなか文字にできなくて…そもそも書くべきなのか…と悩み、その場に横になってしまいます。もう夕方でした。たくさん来客があって忙しい1日だったな…と思いながら柊は目を閉じます。
気づいたときは、もう星空でした。明かりをもらおうと部屋を出ました、何か声が聞こえる…と思ったらそれは悲鳴でした。柊は走り出します。姫の部屋とは反対から聞こえた、心配ないと思いつつ、胸騒ぎがします。大きな広間に着いたけど真っ暗で誰もいないようです。声をかけて中に入ると月明かりに照らされた金の髪が見えました。「千尋！」と呼んでも千尋は微動だにしません。抱きとめた千尋は息をしていませんでした…。柊はショックで大声で叫びます。

柊が目を覚ますと、ちょうど太陽が沈むところでした。夢だったのか？柊のこめかみには汗が浮かんでます。動悸もおさまりません。その時、また何か聞こえました。柊は部屋を飛び出します。夢で見たことが起ころうとしてる、今なら間に合う。夢と同じ広間に飛び込みます。夢と同じく闇に向かって叫びます。「姫、ご無事ですか」
「誕生日おめでとう」千尋の言葉を合図に部屋の明かりがつきました。そこにはみんな集まってます。今日は柊の誕生だと知って急いで内緒で準備したそうです。拍子抜けした柊は笑い出します。
なぜこの場所が分かったと聞く忍人さんと那岐に「虫の知らせでしょうか」と答える柊。宴もたけなわの頃、柊は部屋を抜け出し外に出ます。思えば夢と現実はすでに大きく異なっていたのだ、と思う柊。そこへ千尋が来て隣に座ります。「無事か」って何だったのか聞くと悪い夢を見たようですとおどける柊。千尋が柊と手をつなぐと柊の恐怖は小刻みに伝わってきました…。千尋は強く握ります。柊は千尋を胸に抱きます。夢の中では冷たかったけど現実の千尋は温かい。「夢を見ました。あなたを失う恐ろしい夢を。この瞳に映った夢です。現実になるのだと思うと恐ろしかった。けれど、違いました夢は単なる夢に過ぎませんでした。もう、わたしの瞳に未来は映らないようです。未来を視る力を失くして、わたしは幸福を知るようになりました。」
翌日、柊は竹簡を手に取ります。何も書かれていないそれをゆっくりと巻いていきます。その瞳に今だけ映して。

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この運命なら、柊の死は遠い？未来を見なくなったんだもの、柊は悪夢から解放されたんだよね。それは良かった事なんだよね？
星の一族って‥悲しい‥ってか神子の立場から言うとめんどくさ‥。
未来が見えるって辛いね、譲くんも相当苦しんでたものね‥将臣くんもそれなりに。５の桐生兄弟といい、星の一族って男には荷が重い？

それにしても、わたしは柊が唯一絶対死の運命から逃れられない八葉だと最近知りました‥、マジで？？忍人さんじゃなくて？あ、忍人さんには生きる運命もあったか‥。柊はいつも気づいたら消えてるけど、あれは自分が死ぬこと知ってるから去ってた‥の？？全然分からないです。でも、逸話集が出て、これなら生きる運命だよね？よかったんだよね？？
あの日の夕方、何も知らない千尋に会うはずが、汗と涙で必死の形相の千尋が登場して「今から黒龍倒しに行くよ！」って言って引っ張られたとき‥柊はぎょっとしたでしょうね。ぎょっとしたどころか「ニノ姫何言ってんの？」って思って風早の教育を疑ったでしょうねあのシーンは、知盛と望美の「朝まで斬り合い」を髣髴とさせてくれて、考えれば考えるほどシンクロしてしまうので笑ってしまうわたしです。