白華の檻 隠岐秋房 感想

やっと1周目終わりました。1周目だから仕方ないけど、長かった‥。そして‥泣いた‥。

まずは秋房。詞紀(玉依姫)の幼馴染です。
このゲームのいいところは、主人公の姫が最初から自分の役割を知っていること。小さい頃から過酷な運命を負ってきた彼女は覚悟が違います。そして幼い頃から自分を守るため剣術を仕込まれてるので強い。
性格は、ルートにより変わってくるのかなぁ。秋房ルートに入ると、秋房がおばかさんなのでそれをかばい続ける姫に若干イライラしましたが。まあ‥あの「姫様ぁぁ」って感じ、「兄上ぇぇ」に似てる。おばかさんな感じも似てる。おばかさんというのは、まっすぐすぎで正直すぎで人を信じすぎ。憎めない。いい人だけど、朝廷を相手にしてはダメだ。
 
 
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宇賀谷詞紀(玉依姫)と隠岐秋房と言蔵智則は季封の幼馴染。今は大きくなってそれぞれの役割を果たして暮らしている。隠岐家は姫の警護、言蔵家はもちろん宇賀谷家(姫)の暗部の仕事。
秋房は底抜けにまっすくで正直で‥悪く言うと空気を読めない人。自分が「姫を守る!」と思ったら一直線。その行動で何が起こるか考えない人だけど、いつも明るく姫を励まして詞紀に元気をくれる。そしてどんなに自分が瀕死になろうとも姫をかばい続ける。

玉依姫は自分の娘が7才になると娘に殺されるという「巫の渡」が運命。それを知った秋房は3年前に一度、姫を連れて逃る。でも姫は自分が母を殺した罪の償いのため自分の娘に殺されることが償いだと思ってたので秋房の手を離してしまった。
一番近くで姫の辛さを見ていた智則は、「剣」の封印と姫のため見守る決意をしていたので、自分の感情だけで姫を振り回す秋房に複雑な感情を持つ。

いろんなことがあった。「虚(うつろ)」の季封宮襲撃、オニ討伐のため京へ上る、出雲のオニ討伐、秋房の常世神の血が覚醒、秋房の帝暗殺未遂などなど‥。どんなに傷ついても立ち上がる秋房に「もうやめてーー」って思って辛かった。
姫を守りたかった秋房は、結局全ての人を窮地に追い込んでしまう。

本当にいろんなことがあって、智則は「剣」を取り、常世神の力を覚醒させた秋房と対峙する。
智則は、自分と詞紀と秋房の幼馴染三人を思って、「本当は三人ではなかったのだろう。本当は俺一人だけがいつもひとりだったのだ。秋房と詞紀の間には特別な繋がりのようなものがあって、自分はいつも、遠くにいたような気がした」なんて悲しい事を考えるものだから、涙腺崩壊。
秋房が智則に「今までずっと、三人でなんとかやってきたんだ。今回だって、三人で力を合わせればきっと‥」なんて言って‥、今の智則には「三人」は地雷だ‥。秋房は姫の事はいっぱい考えるけど、結局誰の気持ちも想像したこと無くて‥智則がどんな気持ちか思いやらないから「三人」なんて言えるんだ‥。

‥なにこれ、秋房ルートというより、智則ルート？智則もバッドエンド解説で「智則ルートだ」と言い切ってたしなぁ(笑)。

ノーマルエンドでは、どうやら相打ちで死んだ感じの秋房と智則。幻灯火さま、空疎さま、胡土前さまの3柱は残って季封を守ってくれてた。古嗣さまは京に戻ってた。

バッドエンド2つ回収(バッドエンド解説のため)した後、ハッピーエンド見たのですが‥、これが‥目が腫れるほど泣いた。涙が止まらない。泣かないよう上を向いてプレイしてたら涙がこぼれて耳に溜まるしまつ‥。智則‥あなたって人は‥。わたしこれ知ってる‥市丸ギン(ブリーチ)がそんな感じだった‥(ギンが消えた時点でわたしの中のブリーチは最終回になってしまった)。
このゲーム、危険。やる時間を選ばないと、家族に泣きはらした顔をさらすはめになる。

バッドエンド解説で智則が「1000年後には私の子孫が攻略対象になるかもしれない」と力説してた。なりますよ、1000年後も言蔵家は辛い仕事(しかも女の子が)やってるけど、攻略対象になりますよ、慎司くんすごく良かったですよ‥と伝えたい。
最後のバッドエンドでは秋房が「俺の攻略諦めないで！！」と慌ててて面白かった。

うおー、智則を救いたいよぉ！ 大団円は無いのか！？　


つぎは、秋篠古嗣さまルートに入ります。