蒼黒の楔 卓さん 感想

卓さんルート終わりました。
「緋色」の時より、もっと声が優しい気がする。別に何もしてないのにエロい‥と感じるのはわたしだけでしょうか。


以下感想→

卓さんルートのラスボスは‥典薬寮‥と、みせかけての芦屋でした‥。
芦屋は卓さんの天敵か！？緋色の時も敵だったよね？
 
「蒼黒」で突如現れた謎の鏡。陰と陽の対の鏡で、なんと1000年前の鬼斬丸封印解除の原因となった「鬼」は本当は鏡の契約者だった事が明かされます。鏡の契約者は封印され眠ってるだけです。それは陰と陽の鏡を守る一族にしか伝えられなかった極秘中の極秘情報。大蛇家は陽の鏡の守人でした。
 
  ここのルートは慎司くんルートと同じメンバー、卓・慎司・清乃・凜で行動します。
なんとも‥頭脳派チーム‥。卓さんは、保険は何重にも掛けておくタイプで、ピンチのピンチでもお札爆発。時には珠紀を姫抱っこで走って逃げてくれたり。

卓さんは、年下の守護者たちや珠紀に一人で抱えないでというクセ、自分は何でも一人でやってしまいます。ここのルートでも芦屋と二人‥大人チームでこそこそしてます。嫌な予感がしてましたが的中。五瀬の狙いは鏡の契約者となりカミも何もかも滅ぼしてしまう事。卓さんは戦力不足のこのチームのため‥珠紀のため、自分が鏡の契約者となり殺してもらって全てを終わらせようとします。そんなの嫌だよ！卓さんのいない未来に珠紀の幸せはないよ！何で勝手に決めちゃうのよぉぉ。

悲恋ルート
5章　
　
　
卓さんの家の居間で、珠紀・卓さん・清乃・芦屋の4人で寝る事になった時。芦屋と清乃が出て行って二人っきりになってしまいました。珠紀は寝付けないまま布団に入ってたのですが、その珠紀に卓さんが「これでお別れ」みたい事を言い出してドキドキしました。そして告白もありました。寝たふりしてた珠紀は起きるに起きれません。ドキドキしたぁ。寝てる珠紀に‥、うわわ。卓さんの場合、本当に大した事してないのに‥エロスというより淫靡って言葉が合ってる気がします。

卓さんは、珠紀が幸せになる未来のために死ぬなら自分の生に意味があったと思える‥なんて言うから涙出ました。卓さんのお母さんは「緋色の欠片」で封印の犠牲となり神隠しにあってて、卓さんはその事にうすうす気づいてて、母を殺した封印を守る守護者になる事に葛藤を抱えてた人。その人が自分の生に意味を見出したのが「そこ」か‥と思うと泣けました。 
そして、五瀬の復讐も、自分の親を神隠しをした玉依姫と、兄弟を殺した暴走したカミが原因です。きっと卓さんには思うところがあるだろうに‥。

五瀬さんをぶっ飛ばして気絶させたまでは良かったのですが、何か、芦屋さんが鏡2枚持ってまして‥。鬼斬丸で契約者を殺さなかった珠紀が甘いとか‥このままじゃ世界は滅亡するから自分が契約者になって一人だけ助かる道を選ぶよとか言い出して、本当に契約者になっちゃったよ！ 卓さんが芦屋さんもろとも崩壊する洞窟に残って珠紀たちを助けてくれます。清乃は珠紀が助かる所まで連れて行き、珠紀を突き飛ばして外に出した後自分は芦屋の元へ洞窟の中へ戻っていってしまいます‥。なんという終わり方だ‥。

エピローグで珠紀は、「必ず戻ります」という卓さんの言葉を信じて彼のするはずだった典薬寮の仕事を引き継いでました‥。死んだ姿を見たわけじゃないので、余計未練が残ってしまいます。

ハッピーエンドでは、やはり鏡の契約者となり暴走しそうになる芦屋が殺してくれと言います。1000年前の契約者は強すぎて、芦屋が契約者になった方が殺しやすく全てが終わる‥という芦屋の計画でした‥、うおお、なんだそれ‥。しかも芦屋を拳銃で殺すのは「わたしが」と清乃が立候補‥。えええ、何で何で。二人を残して洞窟から脱出する珠紀と卓さん。後から清乃が出てきたよ、よかった心中するかと思ったよ。この芦屋最後の時は「映し鏡」で見れるのですが、こんな時だけど好きだと告白する清乃、二人でおせんべいを分け合って食べたり‥、死にかけの芦屋に名前で呼ばれたり‥、輪廻の先でまた会えたら今度こそ好きだって言うとか‥うわぁぁぁーん、泣くのこらえられなかったです。何これ芦屋ルートなのか！？卓さんの立場は！？　って言うか洞窟崩れてるから早く逃げて清乃！！


映し鏡エピソードで、10才ぐらいの卓さんと小さな珠紀が出会ってた事が判明します。
小さな卓さんはババ様に「大蛇家の役割」を教えられます。守護者にならなきゃならないんですね、そして珠紀が次の姫だと紹介されるのです。卓さんは神隠しが何かうすうす気づいてて、母し殺されたと思っています。それなのに母を殺した封印を守る守護者になるのか‥と落ち込む卓さん。でも、そんな卓さんを見て何も知らない小さな珠紀が帰る卓さんを追ってきて「おにいちゃんが悲しそうだ」って心配してくれました。卓は思わず「お母さんを殺したものを守るのはいやだ」って泣いてしまいます。意味が分からない珠紀は卓さんに「お兄ちゃんはひとりぼっちじゃないよ」って慰めるのでした。卓さんは何も知らない優しい珠紀が封印の犠牲になるのは許せないと思い、お母さんは守れなかったけどこのこは守ろうと、封印を守るんじゃなく珠紀を守るためなら守護者になってもいいって思うのでした。
卓さんが同じ体験をしてる五瀬に同調しなかったのは、この出会いのおかげなのかなぁと思いました。