緋色の欠片 狗谷遼 感想

最後の守護者・狗谷遼を完全制覇しました。
彼は「隠し」なので全然出てきませんが、後日談を見てると突然出てくるので知らないうちは「??」でした。

以下、ちょっとした感想→

目つきも口も悪いので怖いです。初めて出会ったとき、いきなりクビ筋をクンクン嗅がれて倒れそうになりました。「何この人ー！？」
1つ年上の同級生は複雑な事情を抱えてて、守護者だという事も最近知らされたらしく、最近玉依姫だと言われ戸惑ってた珠紀は親近感を感じます。まあぶっきらぼうなので、珠紀は常に「何あいつ！？」とプンプンしてるのですが。
生まれた時から守護者として生きてきた他の人達と違って、遼は「珠紀を守る」という事に迷いません。鬼斬丸をぶっ壊すとかそういう事も思わず、まっすぐにただひたすらに珠紀を守ってくれます。いい匂いがするからって守ってくれるの。しかもなんかすごい強い。
守護者を攻略してると、みんな必ず珠紀の家に泊まってお風呂に入るイベントがあります。卓さん以外、珠紀は男子の風呂場に乱入してしまいますが、遼の時は‥珠紀は美鶴だと思って一緒に入ってしまうという‥ね。どんだけ広い風呂場なんだよ‥。しかも遼は余裕だし。‥いいスチルだった。(ちなみに卓さんは風呂上りのゆかた姿でした)
遼が守護者として覚醒したら、わんこになりました！！茶色のわんこ！！耳と尻尾出た！！とってもかわいくてテンション上がりました。耳は頭にあるのですが、人間の耳の位置にも耳があって笑いました。

悲恋だと、鬼斬丸を身のうちに入れた芦屋を押さえてる間に一緒に封印してしまえと言われるパターンでした‥。珠紀は嫌だったのに、玉依の血が封印してしまうのです‥。
珠紀の傷つきようは尋常ではありませんでした。終章では死んだはずの清乃が生き返ってて彼女視点で珠紀を語ってくれました。

後日談は、珠紀の家に遊びに来てくれた遼が高熱で倒れてしまう話でした。玄関先で遼が珠紀にのしかかってきて、「なんで遼はいつも いきなりなのー!」と慌てる珠紀でしたが、遼は高熱で立っていられなかっただけでした。でも、布団を用意する珠紀に「やっと俺と寝る気になったか」とか‥吐息まじり(高熱のため)に言ったりするのは忘れない遼。いい。

懐くまで大変でしたが、懐いてしまえば主人に忠実なワンコでした。とってもかわいかったです。

これで本編は全員攻略しました。描写が長い上、意味不明な文章があったり、句読点間違い(わざと?)にイライラしたりもしましたが、あの世界観は好きでした。横溝正史的な‥、犬神家の一族的な世界観、すき。そしてキャラが魅力的で面白いゲームでした。
わたしのはPSPなので、本編と一緒に入ってたFD「あの空の下で」に入りました。最初は拓磨。