コルダ3AS天音 冥加 感想

長いです。

完全にネタバレしてるので折り畳みます→

珠玉
彼の珠玉が1周目だったので、天音全体の流れも初体験。
色々衝撃でした。神南も星奏組みが衝撃だったし、至誠館も色々あったし、だけど
天音の展開はとても不思議な…なんとも言えないものでした。
天音学園は各学年30人、生徒総数90人の少数精鋭でした。成績が悪いと除籍、退学されら
れるという…。ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ。

部長ですが、律くんは別としても東金部長も八木沢部長も優しかったのに、さすがに冥加
玲士は甘さの欠片もない。神南も至誠館も何だかんだと女子の友達いたのに天音にはいな
い。プレイしててとても寂しかった。響也がいなかったらどうなってたんだろう。

冥加玲士には憎しみを向けられ、辛かったです。他校だった時はほっとけば良かったけど
同じ学校同じ部活だとそうはいかない…。
でも、室内学部のメンバーや御影さんのはからいで冥加玲士との距離もすこーしずつ近く
なったような…。
とにかく、かなでが近寄るとすごい目で見られて嫌がられ憎まれる…。函館旅行なんて
とても怖かったです。でも、冥加玲士はコスプレしてくれたり…何なんだ一体面白いぞ。
嫌がる顔も面白いし、反応も面白いしだんだん嫌がられることが快感に。その目で見られ
たいがため嫌がる事ばっかりしてきました。御影さんのお手伝いで冥加玲士の秘書代行を
していたら、船上パーティに連れて行かれました。エスカルゴを手で持ったら「やめろ」
と怒られ食べやすいようにしてくれました。『おお、これは八木沢部長で体験した大判焼
き手ずからパクッだな』と理解したかなで(私)は、冥加玲士の手からエスカルゴをパクッ
とやってやった！それまでも色々やるたび「度し難い」って言われてきましたが、今回は
冥加玲士に「恐ろしいほどに自由だな」と呆れられました。ここまでは楽しかった。
冥加玲士が席を離れた時、東金さんに出会いました。東金さんが一緒に行こうって誘って
くれたのですが、戻ってきた冥加玲士に阻止されました。ここです。わたしが泣いたの。
行きたいとか行きたくないとかじゃなく、「神南に行って良かった」って思った事を思い
出して、今、かなではなんでこんなに辛い目にあってるんだろうとか思ったら
「うわーん」って。
バッドエンド回収のため演奏会で負けるたび、何の感情も沸かなかった天音。逆に至誠館
が「え、俺たち勝ったの?」ってなったときすごく嬉しかった(天音は敗退してるのに)。
神南に大口叩いたくせに負けた時、あまりの天音の悲壮ぶりに爆笑したわたし、ひどい。
そんな…おもしろい学校だったんです、天音。セミファイナルまでは。
アンサンブルメンバーのために冥加玲士が取った行動で、天音に変化が…。
最後に、冥加玲士が「7年の呪い」を憎しみだけじゃなかったと気づいてくれて良かった
と思いました。彼を解き放つことは出来なかったけれど、優しくつなぎとめたい。
冥加玲士、いつまでも優しい目でかなでを見ていてね。

彼ルートで楽しかったのは、やはり「彼氏制服」と夏祭りです。
自分の上着を着てるかなでを見た時の彼のモエっぷりったら見逃せません！
後、ニアが冥加玲士に送ったすっごくかわいいメールに「なんてことを…」と倒れそうに
なりましたが、グッジョブなので何も言えません。
後は、かなでのお弁当ですね。コルダ3無印では冥加玲士だけランチに誘えなかったので
今回気まぐれに…ですが食べてくれる日があって良かった。冥加玲士の口から「うまい」
って聞けて満足。彼の顔は敗北感でいっぱいですが。面白すぎるよ冥加玲士、そんな所
が好きだよ。

冥加玲士と同じ学校って…、どうなるんだろうと思いましたが、他校では分からなかった
彼の色々な表情を見られて良かったです。天音は天音なりに苦労してるんだなぁ。
思えば天音も初優勝か！やっぱり嬉しかったよ！

そうそう、天音ルートだと、他校の事情が見えてきません。至誠館の事情も東金さんの
父の事も律くんの事も一切知らないまま過ごしました。それはそれでアリだなぁ。普通、
他校の事情なんか知らないものだものね。

逆注目
わたし、冥加逆注目ルート好きです。
特筆すべきは、ニアと一緒に行ったホテルのケーキバイキングに、冥加玲士が商談のため
御影さん、相手の方と3人で来てたことですね。その時、ニアに尋ねられるまま冥加玲士の
話してたもんだから気まずいいうか青くなったというか…。冥加玲士が大激怒しましたの
で…トホホ。申し訳ないと思ったので翌日、理事長室にご機嫌伺いに行ってみたら、彼は
意外と静かに迎えてくれました。かなでが冥加の事を覚えてないのは気づいてたって。
今日の冥加玲士は諦めの境地に達していたようです。7年も憎しみにとらわれて、しかも
それだけじゃなく…愛していた…って？？言った？？眉間にしわの寄った冥加玲士しか
知らなかったのに、この時の彼は優しいような諦めのような不思議で静かな表情だった
のですよ。まさかこの直後に怒涛の展開が。
あまりのショックで泣きました。冥加玲士がどれほど傷ついてきたかようやく分かりまし
た。必死になりました。冥加玲士のために必死になりました。本当にショックでしたが
後から思い返すと、ここの展開好きです。ニアや天宮さんに「憎しみを忘れてくれてよか
ったじゃないか」と言われその通りだけど…、いつものように冷たくていいから憎しみで
いいから見て欲しいと思ってるわたしがいました。ニアの「憎しみと愛は遠いところにあ
るわけじゃないんだな」が身に染みました。
冥加玲士は「落ち込み状態」になる時も大騒ぎだということです。ふふ。
その後の甘い冥加玲士がやばいのなんのって…。あの顔あの声…この人…モテる…、と
感じました。
何か、いろいろすごかったです、逆注目ルート。結局、天音で女友達は出来ませんでした
が、冥加玲士を得られたのだから贅沢はいいません。彼だけで十分。

祝賀会で、東金さんと土岐さんに「あきたら神南に来い」って言われて「はい、いつか
また行きます」と心の中で思いました。もう泣きません。天音でも生きられます。

そんな訳で「函館天音」の扉が開きました。でもまだ行きません。不穏すぎる彼ら。
東金さんが無事でよかった…。

贅沢言うなら、枝織ちゃんの天音中等部制服姿を見たかった！！

あ、後ね、どこでだったか、冥加玲士の仕事が一段落しそうになったのに、直後に大量の
資料が届いてしまって、それも片付けなきゃならなくなった時、かなでには「練習に行け」
って言って一人で仕事しようとするんだよね。ドアを出る時振り返ったら、冥加玲士が机
に突っ伏して、すっごいため息ついて「あーヴァイオリンが弾きたい」って言ったのに
パーンとしました。初めて冥加玲士をかわいいと…年相応だと思ったシーンです。