コルダ3AS天音 天宮 感想

また長いです。
そしてネタバレしてるので折りたたみます→

セリフが意味深なのです。


珠玉
天宮さんは、見た目がすごく好きです。コルダ3無印では、儚げな王子様で謎な人物とい
う印象でした。今回、AS天音という事で四六時中一緒にいるんですよ。かなでも天宮さん
も寮と言う名の高級マンション暮らしなので同じ場所に帰るんですよ。なかなかの密着度。
天宮さんね、見た目の「王子様」っていう印象をあっという間にぶっ飛ばすほどの変人で
した。皆さまもご存知のとおり。
変人ゆえに、どうしても気になって仕方ない。
しゃべり方がああなので、無感情な人って思うかもですが深く係わって話してみると、
色々な事を考え感じていました。そして、色々な事を諦めていました。「諦め」は彼の
「育ち」のせいでもありました…。これさえなければ、楽しいことやいたずらが好きだし
いつも笑ってる子だったんじゃないかなー…と。
自分を「人形だ」と言うシーンが何度かあるのですが、胸が詰まりました…「そんな事
ないよ」って言ってあげたい。

かなでと天宮さんは、２人で色々試してるうちに絆を深めお互いがいないと淋しいぐらい
には両思いになりました。天宮さんの心に生まれた「恋」のおかげで無色透明だった彼の
演奏に色がつき花開いたのですが、それは分岐点に到達したという事…。天宮さんに好か
れたかったし、好きになってもらえて嬉しかったけど、それは最初から分かってた
「別れ」でした。天宮さんがかなでよりアレクセイを選んだ事もショックでした。天宮さ
んにとっては仕方ない選択だったのは、苦しいほど分かるけど…。
でも、彼の心はそうじゃなかった。彼はかなでと別れるとき泣いてくれたの、ポロポロ
ポロポロと涙をこぼして…。そして心の中で強くかなでを呼んでくれた。あんな風に
強く思ってくれてるシーンを見せられて、私も泣かずにいられなかったです。
もうここは御影さんに土下座してでも天宮さんの所に駆けつけなければ！！(土下座は
しません)
ここ、かなでが迎えに行くパターンとアンサンブルメンバーみんなで迎えに行くパターン
があるのですが、どちらも好きです。
それで大団円だったら良かったのだけど…。コルダ3無印でも気になってました、アレクセ
イに反抗して天宮さんが無事なわけないと…。そのへん、語られてて良かったです。
かなでを選んだ事で天宮さんが辛い境遇になるのは悲しかったな…。でもね、天宮さんは
もう「恋する音色」を手に入れてたから、コンサートで演奏できなくても、小さなカフェ
でお客さんをつかんだり、もちろんコンクールでお客さんをつかんだりして人を魅了して
いく姿が語られてました。これを見て、天宮さんは大丈夫だと思いました。本当に良か
ったです。
天宮さんの演奏は上手い上手いと言われてたけど、わたしも印象になくて…、でも開花後
の演奏特にきらきら星はもっと聞きたいまた聞きたいと思い彼のCD欲しいと思うまでに
なりましたよ。

天宮さんの本当の家族についてはコルダ3無印以上の事は語られなかったですね。
いつか語られる日は来るのかな？
「リラの家」を知った時、すぐ頭に浮かんだのは浦沢直樹の「MONSTER」のキンダー
ハイムです。怖いよ…。


逆注目
こちらのルートはうってかわって、天宮さんのいたずら爆発ルートでした。
天宮さんの突っ込み待ちのワクワクした顔とか…、かなでが怒っても親密度上がるとか…
ニアの「全人類で 一、二位を争うだろう面倒な男」という言葉が身に染みました。
薔薇の茂みの中で寝てる姿は「ひーー」とびっくりしました。自分の指を薔薇の棘で
傷つけるとか…、月森くんと土浦くんが見たら卒倒してしまうよ。
ニアのアドバイスに従い、鉄の心で天宮さんを懲らしめますが、それまた…かなでにも
辛いというか…。天宮さんがとっても淋しがりなの分かってるから、辛かった！！

天宮さんは自分の顔がきれいなの知ってて、それを武器にしてくるのがずるい。
あの顔とあの声は反則よぉ。