緋色の欠片 鬼崎拓磨 感想

やっと1周目終わりました‥。長かった道のり‥。
「緋色」の世界観はとても好きです。
ただ毎回、ほぼ同じ時間帯に似たようなイベントの繰り返しだったので、今が何章でどこまで進んだのか‥、時間感覚がなくなってエンドレスループに入ってしまったかと思いました(そんなルートはありませんが)。
朝起きて、台所で立ち働く美鶴ちゃんを見てへこみつつ(へこんでるのは私)、お昼休みは守護5家の男子のうち4人とほのぼのして、放課後トラブルに巻き込まれる‥と‥。
山の中のカミサマたちがなかなか個性的な形状ですね。怖っ‥くないっ、面白すぎです。

続く→

拓磨はパッケージの絵も大きいし、このゲームの王子なのかな？
まだ1周目だからか、謎が多く残りました。
芦屋さんとアリアはどうなったのか。
フィーアの行方は。
ドライの目的は。
真弘先輩は何故 蔵のあけ方を知ってたのか。ある程度の未来も知ってたのか。
慎司くんと美鶴ちゃんが何故同じ顔をしてるのか‥、これは予想が付きますが。
拓磨ルートに入ると、慎司くんと卓さんが登場しなくなるので彼らについてはほぼ何もわからないまま。

ゲームをプレイしてて思ったのは、守護5家の男子たちは‥珠紀のことどう思ってるのかなあと。
たぶん、外から来た何も知らない女子が、何を根拠に「大丈夫」とか「次があるよ」とか言ってんだとか、何で美鶴じゃなくて珠紀が玉依姫なんだとか‥思ってんのかなぁって予想してしまった。明らかに美鶴の方が美少女だし。
最初から拓磨と美鶴はいい感じなので、途中から入ってきた珠紀(わたし)は居心地悪かったです。ゲームじゃなかったら、絶対に二人の間には踏み込まないです。女の嫉妬は怖いですよ‥。憎しみの対象が裏切った男ではなく奪った女に向かいますからね‥。
わたしだったら絶対に行かない運命だったので、進めるのが辛かった。何度も心の中で美鶴と拓磨に謝ったわ‥。

ロゴスに死ぬ目に合わされた拓磨と真弘先輩が、珠紀に対して厳しい事言うんですよ‥。放課後、ショックでぼんやりしてる珠紀の元に祐一先輩が来て、拓磨と真弘先輩の事フォローして「二人の所に行け」って言ってくれるんですね‥。その優しさに打たれました、二人の元に行くより祐一先輩に抱きつきたい気持ちでした。

拓磨と真弘先輩が、珠紀の家に泊まってた時、美鶴は台所に結界をはって珠紀だけ入れないようにしてたんですよ‥。拓磨と美鶴がキッチンで二人でニコニコしてる姿を遠くで見る気持ち‥なかなかに辛いものでした。意地悪すぎる‥。心折れるわぁ‥。
 
後日談の拓磨が‥崩壊しててびっくりしました。「え、拓磨ってそんな人だっけ？」
シリアスじゃない拓磨は拓磨なのか？あれはむしろ、杉田だよね。
あまりの変わりように‥びっくりしたのですが、元々ああいう人だったのかな。全然気がつかなかった‥。いいんだけど、杉田の事好きだから、いいんだけど。

それにしても、拓磨ルートなのに、至る所で真弘先輩がかっこよくて‥「これがうわさの　みんな大好き真弘先輩　か」と、実感しました。
ゲームの途中で、唐突に拓磨に「真弘先輩の事すきなのか?」って聞かれた時、やましい事は何もないのにドキッとしました。好きというかかっこいいと思ってました‥よ。
拓磨とアインが鬼斬丸の所へ行ってしまって、でもまだロゴスの足止めは真弘先輩一人でやってて‥その時の「俺の心配はいいから　自分の大切なやつのそばに行け」ってセリフにしびれました。行きたくない、置いていけませんっっ(T_T) 　ゲームなので置いていきましたが‥。
後は「俺は以外とお前の事が気に入ってた」的なセリフにびっくりしました。真弘先輩は随所でいいセリフを言いますよね。拓磨ルートだよね？と、何度思ったことか。

閉鎖された世界での壮大な話。なかなか面白かったです。
ただ、ちょっと読みづらいですかね‥。たぶん、PSP版になって若干の修正はあったようなので「例:頭痛が痛い」みたいな文章はほとんど気にならなかったですが(説明文はナナメ読みしてたのもあると思います)、わたしが気になったのは句読点の位置でした。ううーむ。まあ面白かったのでいいです。

次は真弘先輩に行きます。
真弘先輩ルートに入りつつ、拓磨悲恋ルートも回収するつもり。拓磨ルートで真弘先輩悲恋ルートのセーブはしてあります。両方行くわ。