蒼黒の楔 慎司くん 感想

次、慎司くんルート終わりました。
唯一の年下・慎司くん。癒しです。癒しです。



以下感想→　

今回の敵は典薬寮・五瀬です。
陰の鏡を守る家系だったそうですが、色々あって「カミと玉依姫を殺す」という執念で生きてる人でした。
そんな彼の憎しみから、慎司くんは精一杯‥いやそれ以上に守ってくれます。

今回の目新しい点は、典薬寮季封村支部ですかね。あの村で珠紀や卓さんちみたいに古めかしい家ばかり見てたので新鮮でした。

慎司くんは、言霊の力を駆使して戦うのですが、追い詰められて限界を越えた時、禁呪を 発動してしまいます。すごく強いのですが慎司くんの命を削るので危険です。使わないでと願っても禁呪以外に対抗するすべがなくて‥。
夜、部屋を抜け出して慎司くんが向かったのは、幼馴染(守護者&美鶴)と幼い頃よく遊んだ丘の上でした。木に自分たちの名前を彫り付けてあるのを見せてくれました。本当に仲良しなんだね守護者たちと美鶴は‥。いやむしろ、他の村人と距離をおかれてたのかも‥ね。カミだしね‥。守護者たちだけで身を寄せ合って生きてきたんだ。当時仲間ではなかった遼さんと珠紀の名前がないのがちょっとだけ心が痛かった。仕方ないんだけど。

最後の戦いに向かう時、慎司くんに告白されます。返事は戦い終わった後で‥って。
(キスまでしてるのに、嫌いなわけないじゃん！！)

五瀬の玉依姫とカミへの憎しみは半端ないです。アインやツヴァイたちでさえ珠紀に暴力は振るわなかった(一思いに殺してくれた)のに、五瀬は珠紀を殴る蹴る‥。意識を失わないように長く苦痛を感じるように‥です。怖い‥、ひどい‥。
五瀬は季封村の出身で、家族を神隠しやカミの暴走で亡くしてる事が「憎しみ」の原因でした‥。最後の最期まで、憎しみを消すことなく復讐を果たせなかった事を嘆いて死にます‥。後味悪かったです‥。
でも、だからと言ってやっていい事と悪い事があるという意見に賛成です。

悲恋ルートの慎司くんは、禁呪を発動して‥五瀬もろとも死にます‥。何とかしようとする珠紀に「僕の心臓はもう止まってる」って‥　言霊の力だけで動いてるそうで‥何それ何それ‥。慎司くんのばかぁ、告白の返事だってしてないのに！！
返事出来ないまま慎司くんを逝かせてしまった事を、いつまでも後悔する珠紀でした‥。　

ハッピーエンドでは、ちゃんと告白の返事出来たよ。
戦いは激しいのに、終わりがかわいくて‥慎司くんらしいなぁ。
エピローグでは、高速化した自転車に二人で乗って「きゃああああー」です。